私の学生時代はバブルの真っただ中。ジャパンアズナンバーワンと叫ばれ、日本は世界2位の経済大国として君臨していました。少し頑張れば海外旅行もバイト代で行ける時代。社会人になった時点をピークに日本の経済はどんどん下降していきました。創業時の2003年はまだ日本製品、技術が世界に十分通じていた頃でしたが、他の地域の技術力がどんどん上がってきているのを肌で感じていました。その中で日本の中小企業が素晴らしい技術を持っていても海外への売り込む人材が少ないと感じ、株式会社ナノリンクスを立ち上げ、自らドイツ・ドレスデンに駐在し日本製品の拡販に尽力しました。海外で暮らす中で日本人の英語力の低さを痛感し、帰国後英会話VELCOを立ち上げました。一方、日本の技術の優位性の低下とともに日本の文化のすばらしさに気づくようになりました。多くの日本人は日本文化の否定、西洋文化の賞賛を教育、メディア等で叩き込まれているように感じます。日本に旅行に来る外国人の意見を聞く事により日本の文化の深さを再認識します。日本の文化を世界に伝えたい、と思い始め、現在に至っています。 一方、経済発展に伴い大量生産、大量消費の時代となり、多くのものがまだ使えるにもかかわらず捨てられ環境問題にも発展しています。SDGsの考え方にも基づき、循環型社会の再構築のための取り組みも今後強化していきたいと考えています。 |